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認知症に備える

認知症に備える
認知症に備える俳優や歌手、舞踏家などとして活躍した朝丘雪路さんが4月27日に死去していたことが2018年5月20日に新聞などで報じられました。82歳でした。2014年半ば頃から、アルツハイマー型認知症で闘病されていたそうです。

実は、朝丘さんが患っていたアルツハイマー型認知症が誘引する死亡率は、近年、目立ってきています。
厚生労働省「人口動態統計(確定数)の概況」によると、2015年に女性の死亡順位で「アルツハイマー病」が上位10位に初めて入りました。
認知症の6割を占めるとされるこの病に特効薬はなく、根本的な治療薬の開発は遅々として進んでいないのですが、認知症予防の研究は年々進んでいます。

認知機能の維持に効果があると注目されている、頭と体を同時に動かす体操「コグニサイズ」についての記事が、2018年5月13日の毎日新聞に載っていました。
コグニサイズの名称は、英語のコグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が考案しました。
センターは、コグニサイズに取組む大府市の高齢者約4200人を11年から4年間にわたって観察。
その結果、当初の認知機能検査で、日常生活に支障はないが認知症一歩手前の状態の軽度認知障害(MCI)と判定された人の46%が正常に戻ったそうです。
17年夏に論文にまとめて発表し、注目が集まっています。


認知症に備える実際にはどんなことをすればコグニサイズになるのか。
◆仲間としりとりしながらウォーキング。
◆足踏みしながら100から3ずつ引いていく引き算。
◆数字の代わりに50音を使って「あ、い、う」 「え、お、か」と言いながら、3音区切りの「う」「か」で手をたたく。
◆仲間と足踏みしながら、4歩目に直前の人が言った曜日の2日前の曜日を順番に唱える。
などがあります。適切な負荷を体と脳にかけることで認知機能を保ち、向上させるというわけです。
手軽で、バリエーションが無限にある点も魅力だと書いてありました。研究成果を踏まえ、自治体も積極的にコグニサイズの普及を進めています。

特に神奈川県は14年度から国立長寿医療研究センターと連携し、コグニサイズの全県展開に向けた取り組みをスタート。
作業療法士など、介護予防に関わる専門職の人たちを対象とした研修会なども実施し、講師の養成に努めているそうです。



配信 Willmake143