健康の入り口"

賢い選択

賢い選択
賢い選択日経トレンディ2019年10月号は「飲むべき薬・見直すべき薬」を特集していました。
その特集の中で、医師も認める「無駄な医療」についての記事が載っていました。米国では医療界が率先してムダな医療を減らそうとする動きが起きているそうです。

それがチュージング・ワイズリー(Choosing Wisely・賢い選択)と呼ばれるキャンペーンです。2012年、医師らで構成する非営利組織、米国内科専門医認定機構財団(ABIM財団)が中心となり、当初は9つの医学会が不必要と思われる医療行為の‟5つのリスト“をそれぞれ作成してインターネットに公表しました。
ポイントは医療従事者自らがムダな医療行為を洗い出して発表したことです。「evidence-based medicine」(根拠に基づく医療)へと米国の医療現場の考え方そのものが劇的に変わりつつあったことも大きく影響しています。

チュージング・ワイズリーは全米に広がり、現在は100万人以上の臨床医が所属する80以上の医学会がキャンペーンに参加。それぞれが5つのリストを発表し、リストは550項目に上るそうです。医師だけでなく、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師などの医療従事者全体へと広がりを見せています。提示するリストはあくまで「推奨」です。患者や医師に対して“賢明な選択”を促すのがそもそもの目的だそうです。米国の学会が掲げる無駄な医療行為にはこんなのがあります。




賢い選択 『絶対に受けたくない無駄な医療』(日経BP)の著者で医療経済ジヤーナリストの室井一辰氏は「正しい医療でコストをかけずに患者を健康にする病院の方が将来的に収益が向上するのは明らか。
勇気を持つて効率的な医療に転換した病院と、昔ながらの過剰医療を続ける病院とに今後は二極化していくだろう」と述べていました。

配信 Willmake143